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サステイナブルモビリティ:よりクリーンな輸送への道

業界の大手企業は、電気トラックや航空燃料の代替品など、持続可能なモビリティの実現をリードしています。
2021 年 7月 14 日 •

ロジスティックスの将来は環境に配慮するグリーン輸送に  

クリーンな輸送技術の開発・普及には多くの取り組みが行われてきましたが、カーボンニュートラルの実現にはまだ多くの課題が残されています。その中でも、技術力の限界が大きな課題となっています。

電気自動車の限界についての質問に答える形で、Bonaveglio 氏は大陸間や大陸横断の輸送に共通する懸念事項として、航続距離を挙げました。電気自動車は通常、ガソリン車に比べて航続距離が短く、充電にも時間がかかります。世界的に充電インフラが整備されていないことにより、その状況はさらに悪化しており、この問題は電気自動車の広範な普及の障害となっています。

代替案として水素燃料の可能性を指摘する声もありますが、Bonaveglio 氏は「水素燃料はすぐに実現できる選択肢ではない」と言います。この技術はまだ初期段階にあり、完成は 2020 年代後半までかかると考えられています。

クリーンな技術のもう一つの問題は、需要の少なさです。電気自動車 が持つ限界に関する議論に加えて、Tan 氏は「新しい技術とは、生産規模が拡大すると、コストが下がります。しかし、そのためには、まず大きな需要がなければなりません」と指摘します。

この点は、クリーンな輸送技術にとって課題となっています。 「ただでさえ貨物輸送の予算がギリギリの状況であり、環境に配慮するグリーン技術のためにコストを捻出するのは非常に難しいことです」と、Thompsett は述べています。

ご存知でしたか?DHL はFCL 貨物に持続可能な海洋燃料オプションを提供しています

DHL Global Forwarding が提供している海上貨物の持続可能な海上輸送燃料サービスが、フルコンテナ(FCL) 貨物でも利用可能になりました。二酸化炭素排出の計算機能が備わっている myDHLi の見積もり・ブッキング機能を使うことで、お客様は持続可能なバイオ燃料の使用を簡単に選択することができます。

この二酸化炭素削減の取組みは、DHL がパートナーを通じて海上輸送燃料を購入し、FCL 貨物で消費する燃料消費量と一致させることで実現します。

「例えば、SAF は通常の灯油に比べて1〜2 倍のコストがかかります」と Tan 氏は言います。

不確実な時代において、クリーンな輸送手段に向けての課題を全て解決するには時間がかかることが予想されますが、業界のリーダーたちによるカーボンニュートラルの推進はかつてないほど高まっています。

「DHL はカーボンニュートラル推進の取組みを宣言しており、サプライヤーの皆様にもこの取組みに参加していただきたいと考えています」と Thompsett は述べています。